透くんになりたい人生だった。
どうも。漫画とアニメを愛する30代主婦です。
私たちが小学生の頃、花とゆめで連載していて
アニメにもなった『フルーツバスケット』
私は当時アニメから入り、すぐさま漫画を購入。
綺麗にドはまりへと進みます。
最近では高屋奈月先生の完全監修のもと完全版として漫画に忠実に
再アニメ化しています。
最近のアニメらしくキラキラ感がすごいのと
女性の声のイメージだったので最初は戸惑いましたが由希くんって男性だものね。
フルーツバスケットをご存じの方なら、このタイトルを見て
ああああああ~~~~~。それなぁ。と思う方も多数いるでしょう。
そうなのです。透くんはこの物語の主人公にしてヒロイン。
唯一無二の女の子。
いい子過ぎんのよ。気持ち悪いほどに
他人の気持ちを考えて、慮ることのできる。
人の痛みや虚勢や汚い思い、寂しさ、醜さ、傲慢さ。
すべてを受け入れて、包み込む女の子。それが透くんなのです。
そして全ての人に愛されているのです。(まぁ、漫画だしヒロインだからな)
そんな彼女がただただ羨ましい。そんな少女時代でした。
ただ数十年たって思うのは。作中に彼女自身も気づいていますが
透くんにも汚く醜く、傲慢な。そんな寂しさ持つ女の子だったのです
人間はみんな、少なからずそんな寂しさや傲慢さを孕んで生きていて
それを知っているからこそ人を受け止める事が出来るのかなぁ。と
再アニメ化を機に再度漫画を読み返して思った次第であります。
透くんのお母さんのいう
『人はやさしさを持って生まれてこない。
やさしさはは体が成長するのと同じで自分の中で育んでいく心
良心なんだよ。
だから、人によって形が違うんだ』
十数年たち
多くのものを失い、多くのものを得た自分にだからこそわかる感情がそこには
ありました。
皆様もぜひ、少年少女であった頃の憧れた漫画やアニメをもう一度
ご覧になってみてください!!
あの頃とはまた違う自分に出会えるかもしれません。